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失われた10年、リセットを 伊藤真美

安倍政権は、いずれ消え去るであろう。しかし、この政権によって不当に成立された憲法解釈や、法制度やそれに基づいて形成された体制を、もとにもどすのに、どれだけのエネルギーと時間がかかるだろうか。 安倍政権は、いずれ消え去るであろう。しかし、この政権によって不当に成立された憲法解釈や、法制度やそれに基づいて形成された体制を、もとにもどすのに、どれだけのエネルギーと時間がかかるだろうか。

経済成長を望まないでも、豊かな社会は築けるはずだ。定常型社会はどうしたら生まれるのか? 経済格差をなくし、健康格差を縮めるにはどうしたらいい?

本当に社会保障が充実して、老後の医療と生活の不安が解消されるなら、税金がこれまでよりも少しぐらい高くなってもいいんじゃないかと思う。だが、もし民進党が消費税増税をかかげて、自民党への対抗軸をはっきりさせたとしても、その社会保障政策を信用できるわけがない。なにしろ、原発反対なのか推進なのかもはっきりしない党なのだから。民進党の政策2016には、1) 40年運転制限制を厳格に適用する。2) 原子力規制委員会の安全確認を得たもののみ、再稼働とする。3) 原発の新設・増設は行わない。以上3つの原則を厳格に適用する中で、2030年代に原発稼働ゼロを可能とするとある。2030年代にゼロにするために、再稼動にいくらお金を使うつもりなのだろう。廃炉にするための費用はさえ莫大なのに、再稼働にお金を使う不経済をどう考えているのか。

心豊かな生活のためには、お金が第一でない。教育が保障されること、健康を守る事が保障されること。だから、教育と医療が無料の北欧の福祉国家がほんとにうらやましい。そのために消費税を当てることが本当に必要なら、すぐには困るけど、徐々に徐々に段階的になら考えなくてはと思ったりする。
でも共産党や自由党が、消費税増税絶対反対と言っている。消費税は上げなくても社会保障の財源はあると言っている。本当なのだとしたらうれしいことだが、本当なの? 共産党や自由党が考える社会保障はどこまでのものなの?
どの政党も、もっとわかりやすく目指すビジョンを示してほしい。勿論物事をなすには段階を踏みつつに決まっているから、進めながら修正しながらで構わないのだけれど、それでもビジョンは語ってほしい。党のなかで肝心なビジョンが異なる人たちがいるなら、それはもう解党再編してほしい。民進党は、党内でも政策がバラバラで党内でも共闘が成り立っていないのに、共産党とは共闘できないって言ってるのってとっても変でしょ。

安倍NO! の実現のためには、野党共闘してほしい。それはそれぞれの野党の目指すビジョンの違いがあっても可能なこと。今の日本の政治状況で、二大政党制への移行なんて非現実的。とりあえずは、野党連立政権に政権交替してもらい、その次の段階で、新たな政権選びをさせてほしいと思う。
1)  放射能汚染対策に誠実に取り組み、予算を最大限にとり、時間がかかっても収束にむけて努力し続ける。2)  特定秘密保護法と共謀罪法廃止。3)  日本の加害についての認識を育てる歴史教育をする。4)  「防衛装備移転三原則」を廃止し、武器輸出三原則を復活させる。5)  医療、介護の社会保障の充実、自助・共助より公助へシフトする。6)  集団的自衛権の行使は容認しない。安全保障関連法の廃止。7)  連立政権下では9条を含め改憲をしない。
以上のことを先ず行って、安倍政権で始まったものをリセットしてほしいと切に思う。2006年9月から始まった第1次安倍政権から数えると、失われた10年になってしまうけれど、それでも今の最悪の日本から脱けでるためには遅くはない。私の思いの1票を託せる人、どうかでてきてほしい。

2017年8月6日  伊藤真美

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